イーマーケットマガジン
2007/2/7 究極の一人鍋
鍋
東京一人暮らしの編集長にとって、自炊は苦痛以外のなにものでもないが、最近はまっているのが「一人鍋」であります。
一人で鍋なんて寂しいと思われるでしょうが、手抜きしながら一工夫した鍋をつついて、テレビを見ながら酒を飲むというのは、これで結構幸せなんですよ。
一番のお奨めは、寄せ鍋とかちゃんこ鍋に代表される、魚介肉菜なんでもこいの「ごちゃ鍋」です。 栄養バランスも豊かで一人暮らしには最適!
レシピなんて不要。 煮立てたダシに材料をぶちこみ、タレにつけて食う。
あえて言えば、おいしい鍋を食べたいという「欲」があれば、究極の鍋が楽しめます。
まあ、メジャーな鍋料理のレシピを一通りググって(検索して)、なんとなく鍋の基本をマスターしたら、早速、材料を買出しに出かけましょう。 鍋の楽しみはこの買出しから始まっているのです。
まずはいきなりタレ
タレ 鍋好きの人ならわかりでしょうが、鍋の良し悪しは「つけダレ」で大きく変わります。
もちろんお好みで好きなタレで食せばいいんですが、編集長が最強のタレをひとつだけ伝授しておきましょう。
カツオや昆布でとった出汁(市販のものでOK)に、醤油で濃い目に味付けし、卵黄を溶いて、すりゴマ(白胡麻の)をどかっといれて出来上がりぃ<( ̄〜 ̄デヘヘこれだけ
これホントに美味いのよ! 特にあっさりした鍋を強烈にサポートします。
生卵を使うので、使いきりで残さないこと。 後はちょっと高級な卵を使うと、その分グレードアップしますよ。
またもいきなり締めの「うどん」
うどん おいおい、タレの次はいきなり「うどん」かよ・・ すみません。
でも、鍋なんてものは、締めの「雑炊」や「うどん」のために作ってるようなもん。
雑炊もいいんですが、飯を炊くと後片付けがじゃまくさいので「うどん」を紹介します。
といっても「うどん」は安物の乾麺を茹でるだけ。 袋のレシピに「15分茹でて・・」と書いてあれば、短めに10分ほど茹でて、後は冷水にさらして出番待ちです。
「うどん」が伸びたり、乾燥したりするのを防げばOK。 高級な生麺より、安物の乾麺。 間違いなし!
※ きしめん系もスープやタレが絡みやすくうまいのでグッドです( ̄〜 ̄うめぇよ
具材その1(野菜)
白菜 スーパーで何をぶちこんで鍋にするか迷うのは結構楽しいもんです。
野菜は余るのであまり数多くはいりませんが、白菜だけは必須です。
白菜は1/4個くらいから売ってますし、必要分だけ剥がして、洗って、切って使う。
残ったら、ラップでグルグル巻きにして、次の出番まで冷蔵庫で眠らせます。
ま、他に春菊やネギもあればゴージャスですが、その辺はその日のスーパーの特売を見て決めるのが賢い主夫?のたしなみです。
常識だけど、白菜は硬い部分を先に茹でるのが正解。 鍋に出汁を張って茹で始めるときに白菜の硬いとこと、後から出てくるエビの頭なんかを放り込んでおけばいいんじゃないすかね。
具材その2(メインの魚介)
牡蠣 鍋に欠かせないのは魚介ですが、魚は「フグ」でも使わない限り、タラやブリくらいでは役不足です。 正直いれなくても影響はありません。
まず是非いれたいのはエビ。 オカシラ(頭)のついたのを買って、頭は切って出汁のモトに、胴体は縦切りにして細い「ウンチ」みたいなのを取って準備すべし。
ブラックタイガーの冷凍モノをそのままはやめましょう。 尻尾もいりません。
縦割りにして薄くなったエビは、しゃぶしゃぶと硬くならないように食せば最高!
編集長のお奨めとしては、「牡蠣(カキ)」や、「はまぐり」なんかもベリグでしゅよん。
具材その3(メインの鳥獣)
豚バラ 魚介君だけでは、究極の鍋にはなりません。 ケモノを入れましょう。
一番安くついて手っ取り早いのは「豚バラ薄切り」。 スーパーでパック売りしてるので十分、脂が苦手な人は、豚しゃぶ用とかの脂少めをゲットしましょう。
薄切りの豚は、タレに絡むの最高の具材ですが、鶏肉ならぶつ切りにさらに切れ目を入れて、タレが絡みやすい下ごしらえをしておくといいですよ。
牛肉は×。 牛肉は「すきやき」か「しゃぶしゃぶ」にした方が無難です。
「鶏のつくね」なんかあれば再考ですが、作るのが邪魔くさいので市販のものがあれば・・ てなとこです。
具材その4(大切な脇役たち)
木綿豆腐 鍋といえば。そこに座って頂くだけで鍋らしくなる豆腐、やっぱり木綿ですね。
キノコ類は、スーパーで特売してるのをチェック。 しいたけ、エリンギ、マイタケかな?
餃子のチルドなんかも編集著ご愛用のスーパーだと16個100円なんて特売もあったりしますし、こんにゃくとか揚げとかも好みで入れるといいですね。
荒業ですが、さばやいわしの缶詰なんかも結構いい出汁でますよ。
「ようするに、この辺からがオリジナル一人鍋の新骨頂と言える世界なんですよね。
出汁(ダシ)、それは鍋の決め手
昆布 今時、スーパーに行けば、いろんな鍋用のスープが売っています。
でも鍋の決め手となるダシを自作?するなら、あらかじめ美味しい一番出汁を作っておくのもナイスです。 編集長は作りおきして濃い目の出汁を準備してんのよ。
まず、鍋に水をたっぷり張って、市販の昆布をつけておきます。
半日くらい放ったらかしにしておくと、昆布の面積は3倍になって、最高の出汁が鍋一杯に広がっています(煮るより良い出汁でますよ)。
これでも十分ですが、やる気があるなら、カツオ節(パックもんでOK)をひと煮立ちさせて濾せば「一番出汁」のできあがり。 編集長はこれを煮詰めてペットボトルで保管しています(便利でっせ)。
余った材料を一緒に煮詰めて、さらにスグレモノの出汁をとるのも賢いですねぇ( ̄〜 ̄スバラチィ
最後に鍋
電気グリル鍋 土鍋もいいけど、一人暮らしなら絶対に電気グリル鍋です( ̄〜 ̄
最近は3〜4千円からあるし、土鍋とコンロをセットで買うより、絶対お得!
できれば、焼肉プレートがついてるか、兼用になってるのがいいっす。
流しのコンロで直焚きできるのなら、さらにベリグですが、そこはお財布と相談しながら決めましょう。 web通販でも安くて良いのを売ってますよぉ。
編集長後記
寒い冬が苦手な編集長も、鍋が美味い季節だという点だけは◎です。
一人暮らしだと作るのも面倒だし、材料が余っちゃうとお嘆きの方。 実は最後に鍋一杯分作って、十分冷えてから冷蔵庫で保管しておけば、2〜3日大丈夫なの知ってました?
電気グリル鍋だと冷蔵庫から出して、また暖めればいいだけだから滅茶苦茶ラクチンです。
2回目はスーパーで新素材をゲットして加えれば、また新鮮な味を楽しめるし、味噌やコチジャンで違う味付けをして楽しむこともできますよ。
寒い冬こそ一人鍋、酒を片手に叫びましょう。 「食材の小宇宙やぁ!」
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