イーマーケットマガジン
2007/9/11 日本の果てにある島々
よく見る日本地図は、たいてい沖縄が切り貼りされていますが、これは沖縄が本土から離れているからです。
沖縄っていうと日本最南端のイメージがありますが、実は日本の果ては、はるかまだ先にあります。
日本の果てにある島々は、もはや島というより岩みたいな存在でもあっても、あるとないとでは大違い。
日本の領海を大きく変えてしまうほど重要な存在です。
いつの日か、はるかかなたの島を見に行ってみたい。
そんな思いも込めて、日本の南の果てにある島々をご紹介したいと思います。
沖ノ鳥島
沖ノ鳥島
あるサイトの記載をそのまま借りると、日本の一番南に位置する島。東京から南南東に約1,700km離れたところにある、台湾よりも、ハワイのホノルルよりも南にあたる熱帯で、周囲何百キロも島のない絶海の孤島。
島とは名ばかりで、環礁に1mばかりの岩が2つあるだけという存在。
でもこの「岩」を失うと、日本の陸地面積とほぼ同じである約40万平方キロメートルの領海を失うことにるそうです。
政府はこの島を守るために50億円の補修工事を行い、8億円のチタン製のフタで岩を防御していて、まわりはテトラポットのてんこもりです。
最近、この島のせいで付近をうろつけない中国からは、「沖ノ鳥」は島ではなく、ただの「岩」だとクレームが出てるとか‥
さらに南に下ればマリワナ諸島、サイパンやグアムへと続くのです。
沖ノ鳥島
南鳥島
南鳥島
南鳥島は東京から約1950kmも離れた日本最南東の島。
こちらは小さいとはいえ島。 約1平方キロメートルの広さ、もっとも高い位置の標高は約20m。
島には気象庁と防衛庁の合同庁舎があり、飛行機が離着陸するための滑走路もあります。
ただし一般人が入ることはできないそうです。
第二次大戦中には800名の軍人が送り込まれ、悪天候や食料不足によって多くの命が失われた悲しい歴史もあります。
夜は周囲に光が一切無いため、星座の区別すらつかないほどの満天の星空を拝めるとか・・
南硫黄島
果てとはいえませんが、それでも東京から約1300kmの彼方。
見ての通りピラミッドのような形は、編集長が一番好きな島です。
標高は約900m強で、島の周囲は全て断崖絶壁のため無人島であるのはもちろんのこと、上陸することさえ困難。
ただし、ここについては北に位置する小笠原・父島からクルーズツアーがあるので、一般人でも見に行くことが出来ます。
以前、島の頂上に雲がかかっている写真を見たことがありますが、その姿は映画の1シーンのようでした。
編集長が絶対見に行きたい島なので、ここに載せました。
南硫黄島
与那国島
与那国島
与那国(よなぐに)はちょっとしたリゾートであり神秘の島ではありませんが、果てという意味では最西端です。
改めて地図で見てみると、日本からは離れているのに、台湾はお隣状態で、「日本最西端の碑」がある岬からは台湾が見えるといいます。
編集長は台湾大好きなので、ここを台湾との交流拠点として
もっと行き来しやすくすれば、台湾行ったついでに寄れるじゃないの!? と勝手に思っています。
現実に「国境交流特区」という構想があり、国交省には却下されましたが、与那国の人たちは台湾との友好的な交流を真剣に目指しているそうです。
そりゃそうです。 台湾まではわずか100Km、沖縄でさえ500Km、首都・東京は2000Kmの彼方です。
遠くの親戚より、近くの他人。 台湾の力を借りれば、すぐにでも最強のリゾートになるんでしょうに・・
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